三鷹市インディーズアニメフェスタを観にいった

澤田くんを誘って今年も三鷹市が主催するインディーズアニメフェスタの上映会を観にいった。
三鷹市主催の小規模なコンテストだし、会場すいてるかと思いきや意外にも大入りで、上映開始後も続々来場者がきたりしてなんだこりゃ状態ｗ
今回が10回ってことで奮発して宣伝でもしたんだろうか？
それとも親子連れが多かったから市内の小学生6年が作ったクレイアニメコーナー目当てに家族で来るお客様ばかりだったんだろうか？
ちなみにその小学生が作ったアニメ作品コーナーは今年もすごいカオスですげー面白かったｗ
まったく小学生は最高だぜーｗ
・・・でも小6ってもうちょい創作力あるもんじゃなかったっけ？？

んでコンテストだけど、ノミネート作品に「これくらいで歌う」があったからこれがグランプリとるんだろうなって思ったら予想通りすぎる結果だったｗ
つうか、対抗できる作品がほかにひとつもなかったからな・・・
せめて去年グランプリのレインタウンと同じタイミングでガチバトルだったらもう少し面白くなったのに（といっても去年のCGAコンテストと同じ結果になりそうだけどｗ
とりあえず例によって三鷹市民が誰も応募してないくさいのが気になったけど、まぁ面白かったし来年もいくんじゃないでしょうかー。
来年はクリエイター側で参加してうまいメシが食いたいね！←テンプレｗ


以下続きから各作品の感想

・「映写技師」野中晶史
小人のおっさん二人がハムスターの回し車みたいのでフィルムをまわして映画を上映するっていう作品。
なんか展開に意外性がまったくなくてなんだかなぁっておもってたら、最後に制作資源エネルギー庁とかでて噴いたｗ
インディーズアニメフェスタ（笑）


・「動物の転校生」MATSUMO
今回一番の問題作。
主人公（女子）のクラスに見た目動物な村上君が転校してきて～って話。
見た目だけじゃなく、行動もアニマルな村上君に主人公は最初さんざんディスりまくるんだけど、ある日、鳥にエサをあたえるとこを観てフラグがピコーンとｗ
不良が捨て猫に傘を与えるとこでフラグがたつみたいな昭和のアニメかよ！って感じで噴出しそうになったんだけど、パンフみたら80年代の小学校が舞台だそうで、妙に納得。
まぁ最近の小学校とか動物園とかいわれてもっと荒れてそうだしなｗ
そんなこんなで唯一の理解者になる主人公なんだけど、村上君の優しさを理解したからといって特に村上君の危地をフォローすることもなく（ぇー
班決めで村上君だけ引き取り手がなく最後まで残された挙句聞こえる声で誰か引き取れよとかいわれたりとニコ動なら「俺のトラウマを刺激するな」弾幕がつきそうな展開があったり、村上君目当てに集まった鳥たちをクラスの男子が飛び散らしてりしてそれにマジギレしたりとかあって完全にクラスで孤立した村上君は、ついに引っ越していってしまうわけなんですね。
で、そのあと村上君から送られてきたみんなを気遣うやさしい手紙を先生が読み上げてる中、いきなり主人公がぶちきれて「村上くんはやさしいのにみんなが冷たくしてひどいことをした！あたしも悪かったけどお前らはもっと悪い！」みたいなことを大声で喚き泣き出して、上映会場の空気をリアルに悪くしたとこでエンドｗ
なんじゃこりゃって思ってたら、この作品がまさかの会場賞を受賞。
解せん・・・
親子連れが多かったから、この半端に道徳的な内容で票をいれちゃったのか、それとも途中退出したひとたちがそこまでに見た中で唯一理解できそうなこれに票をいれたのか・・・


・「想起モノクローム」DEZASUTA
いかにも自主制作アニメーって作品。
よくできてるけどそんなに面白くは無かった。
この前後から退屈したのか会場内の子どもが騒ぎ出してざわつきだしたｗ


・「いないいないばあば」白石慶子
いかにも芸大っぽいアートな作品。


・「life」新山哲河
プリンがぷりんぷりんしてる今回唯一のガチ3DCGな作品。


・「まほうつかいじじぃ」山元準一
みんなの歌っぽいCGA
ちょっと狙いすぎだって思った。


・「ゴヤリーナとサンゴ礁」大城愛香
謎のバレリーナ豚のゴヤリーナと磯の生物が繰り広げるミュージカル。
異常に耳に残る歌がすごい。
っていうか、映像から歌から声まで全部1人でやってたみたいで作者すげえｗ
内容的に子どももうけたようで、ザワついてた会場が落ち着いた。すげえ。


・「ハナミズキ」ナガタニ
ニコ動あたりにありそうなショート作品。
こういうのいいよねー


・「おおきな　おおきな　水たまり」Shinohara Himeno Animation
いかにも芸大のアート作品って感じでみてたんだけど、実はサンドアート作品だったとあとで知った。
サンドアート作品だって意識でみたら感想も変わってた気がするなぁ。もったいなかったｗ


・「さまよう心臓」秦俊子
人形を使ったガチホラーのコマドリ作品。
映像的な完成度が異常に高くて、会場内の子どもたちが泣き叫んで次々退出してくのが面白かったｗ
審査員賞をとってたけど、これくらいで歌うがなかったらこれが大賞とってたんだろうか？


・「こんにちはさち子さん」畑中七緒
謎の生物さち子さんをめぐるものすごいパンチのあるショートギャグ作品。
会場で一番笑いを取ってた。
こういうの序盤にもってきて客のハートつかめばいいのに、去年もだけどなんで前半に芸大作品とか集中させるかなぁ・・・
ところで、パンフによると「幸子さんはくまちゃんです。」ってことなんだけど、私はてっきり桃猫さまだと思い込んでたぜｗ


・「世界一不運な男の世界一の幸福」田中哲郎
あー、うん。
よくできてたんじゃね？


・「えんぴつくんとけしごむくん」羽田光
鉛筆が書いた線を消しゴムが律儀に消していくコマドリ作品
作者の画力がすげーのと、コマドリの手間がすげー。
審査員賞も納得。


・「これくらいで歌う」椙本晃佑
去年のCGAコンテストのグランプリ。
個人的にはそこまで好きじゃないんだけど、他の作品とレベルがあまりにも違うのでまぁ大賞は妥当だよねっていうか、これしかないよねっていう。